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高森明勅
2018.2.7 22:00

自己満足的改憲vs自己満足的護憲

護憲派に学習能力は無いのか。

安保法制反対運動の「敗北」から一体、何を学んだのか。

自分らの敗北という冷厳なる現実を直視したくないので、
必死で目を背けているのか。

幅広い国民が既に受け入れている自衛隊を、
ただそのまま書き込むだけの安倍“加憲”に対して、
絶対反対をどれだけ叫んでも、まともに対抗できるはずがない。

むしろ相手の思う壺。

負けても負けても、戦略も戦術も見直さない。

ひたすら“屍”を積み重ねるだけ。そんなことで、彼らが願っている
「平和と民主主義」
は保障されるのか。

されっこない。

にも拘らず、「俺たちは最後まで反対を貫いた」
虚しい自己満足に浸るつもりか。

その硬直した思考停止ぶりは何とかならないか。

勝利への展望は、もう示されているというのに。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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